ホタル

 ホタルを守るというものは、現代人の無謀な環境破壊を反省させる という事でも意味はあるのでしょう。ほたるを守ることにより、 自分たちの行為を見つめ直すことが、いちばんの大切な目的でも あると思います。 本来の自然が戻って水がきれいになってホタルが棲息出来る環境に なり戻って来てく れるならばうれしいのですが、ホタルの養殖だけ での商業的な町おこしは感心いたしません。特に他の地域から幼虫 を買ってきて育てている所が結構ありますが、地のホタルの生態系 が壊れ、その行為自体が環境破壊そのものになってしまいます。 ホタルは光る事によってコミュニケーションが図られ、それによっ て子孫を残していて、地域によってホタルの光る間隔が違う様です。 そして雄と雌でも光の間隔が違い、それによって交尾して種を存続 しているのですが、それを他の地域の幼虫を安易に持って来て育て ると光の間隔が違ってしまい、現存する固有種の絶滅につながって しまいます。