AVルーム

 

某大手オーディオ機器メーカーにお勤めの方の新築住宅でオーディオルームを設計させていただきました。私自身も昔はオーディオに凝っていた時期がありましてスピーカーのエンクロージャーを作ったりプレーヤーを作ったりで入れ込んでいて音に対してこだわりがありました。オーディオルームにお金をかければきりがありません。いかにコストをかけずに効果のあるものを作るかと言う事でいろいろと考えました。

■音響学の石井式の部屋の寸法比に近づける

■天井と床は非平行(傾斜天井)

■室の良い反射音のために壁・天井に自然木質ボード使用

■電源ケーブルの強化

■グラスウールによる吸音・遮音

■防振吊り木天井

■遮音のため下地の質量を高める

■スピーカー設置部分の床補強

■将来的な7ch想定等

■気密性、遮音性確保のため開口部は採光のための必要最低限に を行いました。

 

  T house0

竣工当時のオーディオルームです。

 

    T house1

シナ合板の壁・天井、無垢パインフローリング、カラ松無垢三層パネルによるカウンター収納等JBLのスピーカーで構成された5.1chシステムで張りのある中音域、締まりのある低音域で定位のしっかりとしたまさにJBLの音でした。スクリーンは電動100インチで大迫力の大画面のです。

    T house2

プロジェクター置場もから松無垢三層パネルで作りました。100インチの大画面はTVとは違う映画館の様な大迫力です。

    T house3

新築当時は白かったカラ松無垢三層パネルや無垢パインフローリングも5年の年月と共に落ち着いた色になって来ました。